AmazonDriveの終了また広告業界の大幅な減退を受けて考えたこと

AmazonDriveが終了すると通知が来た。およそ1年後、世界的なサービス企業故に余裕を持ってのスケジュールを組んだのだろう。

Googleが何故に世界的とも言える大規模に渡って無料サービスを提供していたか、検索技術の向上による独占権が莫大な収益をもたらしたことを考えてみれば難しい話ではない。ストレージの維持に大幅な費用が必要である事を考えれば、元々は画像の解析技術を向上させて他分野に転換・技術競争に勝つための手段の一つであったことは想像に難くない。曖昧なままに技術的牽引の下敷きとなって引っ張られてきたセキュリティの問題も社会で広く認知されるようになり、個人データの管理は個人で責任を持って行うのが普通の感覚となっていくのだろう。クラウドストレージが至るところで無料提供されていたのはインターネット業界の徒花のようなものであったと後で思い返されるのかも知れない。 以前仕事をしていた場所でNASを大量に預かっておきながら、社内の明らかな技術不足で全て廃棄処分するのを目の辺りにしており、それ以来この方面に力を入れて活動をしたいと考えたこともあった。個々人のデータは個々人で責任を持って管理・運用していくことが、爆発的に増加したデータ量を背景としつつも試されていくように思うし、そうしたゲームであれば自分も積極的に参加してみたいとも思えた。当面の問題が最優先だが、余裕をみて少しづつ活動をしていけたらと。

AIが話題になり、Chat-GPTでメディアが賑わっているが、ここにも流れを考えてみるべきなのだ。広告を主眼としたビジネスモデルが少しずつ変容することを要求されだしたことには、潜在的な欲求を広告として差し挟んで購買意欲を向上・コントロールしようとするリコメンドモデルに対しても変更が迫られていることはあるように思う。一時期にSF界隈で盛んに議論された、SF作家アイザック・アシモフロボット三原則」(日本では最も有名なのは「鉄腕アトム」でしょうか)等のお話は、良い教訓となり今後の現実的な重要な指針になっていくのでしょうが、ここでも勿論、重要な産業や知識の集積力が試されていくのだと思う。影響の大きな事と人の脳を活性化させる事は近いのかも知れず、今朝のH3ロケットの残念な知らせを受けながら書きなぐってみました。